物の断捨離に目覚めた私だが、物だけではなく人間関係の断捨離にも目をつけた。


20代後半に入った頃から、周りはどんどん結婚して仕事を辞めて育児をする友達も多くなった。


20代前半の頃は毎週のように決まった友達とご飯に行き、お互いの近況報告をしていたが、家庭を持ったこともあり会う機会が減っていった。


会っても、仕事をしている自分と育児をしている友達とではお互いどこかで気を遣って様子を見ながら話をすり合わせるような、そんな感覚があった。


これは今となっては私がHSPであるからゆえ、空気を読み過ぎてしまっていたのも原因だと思う。


このようなことから、友達と会った後になぜかモヤモヤしたり、楽しかったけれどどこか疲れた気持ちになることが多くなった。

生きやすい生き方

【無駄な付き合いを続けてしまう理由】

私は友達が多いわけではない。よく会う友達も、地元の小中学校が同じ友達がほとんどで、今も割と近くに住んでる子が多かった。


そのような背景もあり、友人関係は長らく続いていて今更突然縁を切るというようなことは考えられなかったのである。


また、友達以外で付き合う人達は会社の同僚が挙げられるが、これはその会社で働いている以上、付き合いを続けるしかない。

【人間関係が断捨離できた理由】

まずは、会社を辞めたことが大きい。


会社の人は友人でも気の合う仲間でもないので、ただ同じ空間にいるだけの人達という認識だった。


会社を辞めた瞬間、業務連絡等で連絡が来る可能性のある人を除き連絡先を消去した。


これだけでも精神的に落ち着いた。


また、
ある程度年齢を重ねると周りも落ち着き、結婚式や同窓会等の大きなイベントがなくなったことも挙げられる。


実際、同窓会で何年かぶりに再会して盛り上がったり、何年も会っていないのに突然結婚式の連絡が来たりしたという話を聞くが、本当に会いたい関係だったらそのようなイベントがなくてもどちらかが会おうとするはずである。


このようなイベントにとらわれた関係は無駄である。

【断捨離すべき人間関係】

1. マウンティングしてくる人

普通に会話していても、いつのまにか相手の自慢話になったり、上から目線の発言をする人は距離を置くべきである。

結婚した人や子供がいる人、家を買った人等からの『早く〜しなよ』という本人は良かれと思ってのアドバイスは、一見自分のことを思って言ってくれているのかも、と考えるが、言われて嫌な気分になるならそこに信頼関係が築けていないことになるので、その関係はよくないと思う。

2. 否定してくる人

自分のやろうとしていることや、家族や恋人等を否定したり下に見てくる人は要注意だ。

無意識に自分のことを優位に立たせようとする傾向がある。

3. 環境が大きく変わって話が合わなくなった人

いくら長年の付き合いであっても、環境が変われば話は合わなくなることはある。


そういった時は、無意識に話を合わせる為に昔話になったりあたりざわりのない同じ話を繰り返すことになる。


このような時間はたまになどはあって良いかもしれないが頻繁に集まることによって自分達の中にズレが生じてしまう。


そうゆう時は、しばらく離れてみて、会いたくなったタイミングで会えば良いと思う。

【人間関係を断捨離する方法】

1. 徐々に連絡を控える

そこまで仲の良い人ではない場合、どちらかが連絡を控えれば自然とフェードアウトできる。

2. 物理的に離れる

引っ越しして頻繁に会えない距離に行くということは効果的である。

お互い、近くに住んでいるからなんとなく会っているということもあるので思い切って新たな土地での生活をしてみるのもよいと思う。

3. 縁を切る

1や2をやってみて、それでも断捨離できない場合は思い切って縁を切るということが挙げられるが、円満にいきたい場合はあまりおすすめしない。

ただ、自分の人生なので、自分の後悔のないように思い切ることも時には重要だとである。

【人間関係断捨離のメリット、デメリット】

メリット

1. 精神的に楽になる

無駄な付き合いがなくなるとそれに対するストレスもなくなる。


同時に、自分の時間が増え自由な時間が増える。

2. 周りと比べることがなくなる

人の話を聞いて自分と比べて落ち込んだりといった無駄なことがなくなる。


周りの人のことより、自分のことに目がいくようになり、自分らしい生き方を考えられる。


現状、周りの人と比べても自分が幸せになれるわけではない。

目を向けるべきなのは10年後20年後にいかにして自分が幸せに生きられるかということなのである。

デメリット

縁を切ったらもう会えない

一方的にこちらから縁を切った場合は、今後会いたいと思っても会うことは難しいと思う。


縁を切る時は、よく考えるべきである。

最後に

以前の私は、人と比べたり、モヤモヤする付き合いをなんとなく惰性で続けていた。友達は多ければいいということではなく、無駄な付き合いを断捨離することで、本当に大事な人との関係が見えてくると思う。