ハローワークに通い出して、何件か求人があり応募した。
当時は就職氷河期真っ只中で、東日本大地震もあり、世の中が大変な騒ぎの中だった。
仕事が決まったのは卒業式の2週間前だった。
入社日。
そんなに大きな会社ではなかったが、同期の男性がひとりいた。
あまり仲良くなれそうにないなぁと思っていたが、
のちに自分の結婚式のサプライズムービーに
会社の人で唯一お祝いのメッセージをくれることになるから
不思議である。
入社して最初の一週間は工場の現場での研修となった。
次の週からは配属先の事務職だった。
なんだか自分が想像していたOL像と違っていた。
当時観ていた【ホタルノヒカリ】のようなキラキラしたオフィスで働くイメージは
オンボロ工場での生活で砕け散っていた。
事務所にいるのに隙間風が吹いてきてなぜか机の上に土埃が舞う。
毎朝嫌いなラジオ体操もあった。
私は高校生の時に体育祭の組体操で背が高かったのもあり、
なぜか自分より重い人に上に乗られ、
腰を負傷していたので体操で曲げたりするのはあまり気が乗らなかったのだ。
追い討ちをかけるように、毎週末飲み会があった。
プライベートにズカズカと入ってくる人が多く、暇な人が多いのか社内行事が異様に多い。
冗談抜きで最初の一、二ヶ月は毎週末飲み会で、時には土日も社内行事(強制参加)
または社員のプライベートのバーベキューなどに呼ばれていた。
会社から帰宅して家にいても、先輩から飲みに誘われたりしていて、
当時の自分は先輩からの誘いをむげにできなかったので嫌々ながら参加していた。
私はプライベートにズカズカと入ってくる人が嫌いだ。
会社は気の合う人の集まりではないのに、なぜ貴重な休みまでが奪われてしまうのか、
おまけに意地悪なお局や気分屋の上司がいてもうすっかり心が折れていた。
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