ある日、旦那が体調を壊して会社を休んだ。
一日、二日・・と熱が下がらず嘔吐もひどかったので、しまいには緊急搬送され検査入院となってしまった。
私はとても心配した。
病院の面会時間は会社帰りだと間に合いそうもなかったが、タクシーを使えばギリギリ間に合いそうだった。
その日も、会社帰りにお見舞いに向かった。
待合室に座っていると、見覚えのある太った男を発見して顔面蒼白となった。
ヤバイ、旦那と同じ部署の先輩だ!!!!
相手はこっちに気づいていない。
椅子の影に隠れて難を逃れた。
危ないところだった・・・その後、先輩が帰ったのを見計らって旦那に会いに行った。
妻『太っちょ先輩がいて、びっくりしたよ・・』
旦那『気づいてないようでよかったね』
私達は安心しつつ、気を抜かないように気をつけようと話した。
そして、次の日。
朝、下駄箱で太っちょ先輩に遭遇した。
『妻さんさぁ・・・』
ギクッ!!!!
全身の血の気が引いた。
『昨日、旦那くんのお見舞いに行った?』
バレていた!!!!!!!!!!!
『・・行ってないです』
『あ、そう。人違いならいいんだけど』
そう言って太っちょは先輩は後を去った。
後々旦那に聞くと、旦那も太っちょ先輩に私がお見舞いに来たかを尋ねていたらしい。
ここで、正直に認めて口止めすれば、また事態は変わっていたもしれない。
しかし、太っちょ先輩は確信していた。
そして、太っちょ先輩によって、会社の最も面倒な人物にバラされることとなるのである。
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